キリスト教の精神に基づいた教育 「おいのり・しんせつ・がまん」
姉妹幼稚園の紹介
affiliated kindergarten
活動概要
OUTLINE
設立以来の主な活動実績
当法人の設立母体は宗教法人カトリック・フランシスコ修道会(ドイツ・フルダ管区/現在は日本管区)である。1907年(明治40)に北海道・札幌の地に足を踏み入れた宣教師が、札幌市東区北11条東2丁目(現カトリック北十一条教会)に修道院を設立し、ここを中心に道北各地に宣教の場を広げた。各地で宣教を続けていく中で,幼児教育の必要性を痛感し教会付属の幼稚園を設立した。当時はそれぞれ宗教法人立の幼稚園であったが、1981年3月19日に北海道知事の認可を受けて、学校法人旭川カトリック学園として13幼稚園(旭川4園・名寄・稚内・富良野・砂川・美唄・羽幌・士別・留萌・札幌)をまとめて運営を始め、多数の卒園児を輩出し各地域で活躍している。その間、少子化に伴う園児減少や統廃合により旭川旭幼稚園と稚内カトリック幼稚園が廃園になり、現在は11幼稚園である。代表者である理事長・長尾俊宏は1974年当法人旭川みその幼稚園を皮切りに各地域の幼稚園長を歴任し、1999年学校法人釧路カトリック学園理事長を経て、2011年当法人の理事長に就任し現在に至る。
目的
当法人は,日本国憲法、教育基本法及び学校教育法に従い、教育基本法における宗教教育理念を尊重し、キリスト教的人間観、及びカトリック精神に基づき、愛と寛容と忍耐をとおして調和ある人格を育成するための、幼児に対する基礎教育を行うことを目的とする。
事業活動
当法人は、満3歳から5歳児までの、心身ともに著しい成長を見せる幼児の教育活動を行っている。幼児期における教育は、生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものであり、幼稚園教育は学校教育法第22条に規定する目的を達成するため、幼児期の特性を踏まえ、環境を通して行うものである。
当法人の幼稚園は、幼稚園教育要領に基づき、健康・人間関係・環境・言葉・表現の5領域を踏まえた教育課程を編成し、キリスト教の理念を基礎とした特性を持った幼児教育を行っており、保護者との連携を図りながら幼児の健やかな成長を促している。また、幼児の生活全体が豊かなものとなるよう、家庭や地域における幼児期の教育の支援に努める必要があるため、保育終了後にさらに保育を希望する幼児を預かる「預かり保育」の実施や、未就園児とその保護者を対象とした園解放の活動なども行っている。
現在特に力を入れていること
少子化や核家族化に伴い多様化する保護者のニーズに応えるために、それぞれの地域に密着した特色のある教育課程の編成や通園バスの整備充実、給食の充実、保育終了後の預かり保育の実施、子育て支援に対応した未就園児の園解放事業などに力を入れている。
理事長あいさつ
GREETING
明治時代にキリスト教が解禁になってから、ドイツのフルダからフランシスコ会の宣教師や修道士たちが特別の思いを抱いて日本に来ました。そして、北海道、主に道北の宣教が任され、各地にカトリック教会と附属幼稚園を建て、地域社会に根を下ろして活動して来ました。
このような流れの中で各地の幼稚園をまとめて、1981年(昭和56年)に学校法人旭川カトリック学園が始まりました。
カトリックの教えである「愛と寛容と忍耐」を子どもたちにわかりやすい言葉「お祈り、親切、我慢」をモットーに、教職員心を一つにして幼児教育に当たって参りました。それぞれの地域の中で、そしてその絆を今、わたしたちはこの幼稚園という場をとおして共有していることを忘れてはならないと思います。
二千年にわたる教会の長い歴史の中ではあたりまえのように、いつの時代にもどんな場所でも行われていたこと、すなわち、信仰を伝えること、教育をとおしてキリストと出会うこと、私たちの道北という小さな地域にも大きな信仰・希望・愛にささえられ、生かされてきた時と場所があったこと、今もあることの大きな恵みを伝えていくこと。この「絆」を教会という場、幼稚園という場をとおしてより豊かな実を結ぶことを心から願わずにはいられません。
「お祈り・親切・我慢」を通して、神への感謝、家族や隣人への感謝を子どもたちの心に根付かせていくことを、これからも大事に大切に守っていきたいものです。
2021年6月
名称 | 学校法人 旭川カトリック学園 |
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理事長 | 長尾 俊宏 |
設立 | 1951年1月30日 |
法人格取得 | 1981年3月19日 |
所在地 | 〒070-8014 北海道旭川市神居4条9丁目1-25 |
kyokka@bz01.plala.or.jp |
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役員・職員数 | 184名 |